2014年 01月 17日
ご一行さま |
諸々の事情があって、アメリカからやってきた家族5人を
一日観光案内することになりました。
親父はかつて日本に少しだけ住んだことがあるそうで
ほんの片言(ほんとに挨拶程度)だけ日本語を話しますが、
ほかの4人はまったくできません。
まずは宿泊先のグランヴィア京都へお迎え。
そこからリクエストのあった国立文楽劇場へ。

ちょうど自分も見たい演目だったのでこれはラッキー。
英語のイヤホンガイドを借りたので物語の筋は追えるものの
ちょっと難しいかなと思ってたら、全員退屈もせず楽しんでもら
えたようなので一安心。
それにしても、文楽劇場の観客8割はシニア層。
古典芸能だから仕方ないとはいえ、一方の歌舞伎はもう少し若いひと
たちもいるのでこのあたりは少し寂しいかも。
一般には難しいと思われているかもしれませんが、今どきは字幕も
出ますし、それほど難しいとは思わないんだけどなあ・・・
これが能になると一気に難しくなりますが。
この家族、
親父はアフリカ系アメリカ人(いわゆる黒人)で、
母親はフィリピン系のハワイ出身のアメリカ人。
でも親父は名前の感じがフランス系だから、多分フランスの植民地あたり
の出身なのかも、とか想像します。
子ども3人はどちらかというと親父の色をひいてますが、かなりの男前と美女です。
日本ではあまりこういう血の流れはみないかもしれませんけど、
海外ではごく普通にあることですね。
こういう異なるバックボーンを持ったひとたちといるとすごく刺激を受けます。
ぼくは基本的には異民族が交わって生きていくのは悪くないというか
むしろ面白いんじゃないかというのが昔からの考えです。
ほぼ単一よりもその方が文化的に面白いものが生まれると思うので。
まあ、そんなこ難しいことはおいといて。
文楽鑑賞後は末っ子の希望で日本橋へエヴァンゲリオンのフィギアを探しに
行くことに。
しかし、エヴァンゲリオンといったって自分にはさっぱり分かりません。
かろうじて名前を聞いたことがある程度(笑
オタクに詳しい知人に急遽連絡してそれらしき店を教えてもらい
うまい具合にお目当てのフィギアをゲット。
いやあ、しかし10年ぶりくらいで足を踏み入れた日本橋の変貌ぶりには
驚きました。
すっかりオタクタウンですね。
ガイジンには大うけでしたが、ぼくにはかなりの違和感が。
というか、正直ちょっと苦手です。
あまり長居もしたくないので、次の目的地である海遊館へ。
海遊館も久しぶり。
こんなふうにサメやエイと遊べるコーナーがあってビックリ。
遊べるというのは触れるってこと。

ここは面白かった。
ほぼ1日かけてのアテンドもここでタイムアップ。
ずっと1日中ほぼ英語で通して、異国からの5名を引き連れていろいろ
周るとさすがに疲れました。
頭も体も疲れきったって感じです。
クールでとてもファンキーな家族でしたが、満足して喜んでもらてなにより。
家族と大阪駅で別れたのが午後8時。
この時点で一刻も早く帰って一杯呑んで寝たかったんですが、
こんな日に限ってお誘いが。
でも、久しぶりにここへ行けるとあっては断るわけにもいきません。

居酒屋「ながほり」
店内はちょっと高級な料理屋という雰囲気で料理のレベルも相当高いんですが、
実はお値段は逆にかなりリーズナブルです。
ほんとに居酒屋レベル。
ただ、ちょっとオヤジが個性的なひとで合うか合わないかが分かれるところだと
思いますがw
ぼくもこのオヤジはちょいと苦手です。
以前は時々出かけてたんですが、このお店ミシュランというほんとにどうでも
いい星がついてしまってからまったく予約が取れなくなってしまいました。
まったくいい迷惑とはこのこと。
店の写真はほとんどありません。
店内で写真なんか撮ろうものなら「出て行ってくれ」と言われますね。
それやったらミシュランに載せるなよって言いたくもなりますが・・・
けど、あれだけ美味いんだからしょうがない。
昨夜も遅い時間で疲れてたにもかかわらず美味しい料理に日本酒と
最高のコンビネーションですっかりできあがりました。
異なる文化のひとたちと触れ合って、最後はながほりで食事。
疲れたけど最高な一日でありました。
こんな心地よい疲れの締めくくりには
やっぱりこのひとの音楽が最高。
Keith Jarrett
これで終わりかと思ったら
また明日もアテンド。
明日は伏見稲荷です。
やっぱりガイジンも伏見稲荷は好きみたいです。

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by jetsyaso
| 2014-01-17 16:37
| 旅行